書籍名
実践 包括的性教育 ─『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』を活かす
著者
樋上 典子(ひがみ のりこ) 1958 年、東京生まれ。都立養護学校(現特別支援学校)で9年、足立区内の中学校で30年、保健体育科教員として勤務。生徒の変容をみるのが楽しく、35年間性教育にこだわり、試行錯誤しながら大学の研究者とともに12年間、包括的性教育実践を積み重ねてきた。2021年3月に退職し、現在は、中学校時間講師として勤務する傍ら、関東学院大学非常勤講師として学生に性の学びを届けるなど、性教育を広げる執筆活動、中高生への講演を積極的に行っている。一般社団法人"人間と性" 教育研究協議会事務局長。
艮 香織(うしとら かおり) 宇都宮大学共同教育学部教員、一般社団法人"人間と性" 教育研究協議会幹事、『季刊セクシュアリティ』(エイデル研究所)編集委員。専門は、性教育、人権教育。著書に『性教育はどうして必要なんだろう?―包括的性教育を進めるための50のQ&A』(共編、大月書店、2018)、『新版 子ども家庭福祉』(共編、建帛社、2019)、『人間と性の絵本(4-5巻)』(単著、大月書店、2022)などがある。
田代 美江子(たしろ みえこ) 埼玉大学教育学部教員、一般社団法人"人間と性" 教育研究協議会代表幹事、『季刊セクシュアリティ』(エイデル研究所)副編集長。専門は、ジェンダー教育学、近現代日本の性教育史、ジェンダー・セクシュアリティ平等と教育。著書に『教科書にみる世界の性教育』(共著、かもがわ出版、2018)、『マンガ アイはあるの ? 〈 性〉について考えてみよう、話し合ってみよう』(エイデル研究所、2021)、監修本に『みんなで考えよう!「性」のこと(1~ 3巻)』(金の星社、2022)などがある。
渡辺 大輔(わたなべ だいすけ) 埼玉大学基盤教育研究センター教員、一般社団法人"人間と性" 教育研究協議会幹事、『季刊セクシュアリティ』(エイデル研究所)副編集長。専門は、教育学、セクシュアリティ教育。著書・論文に『マンガワークシートで学ぶ多様な性と生』(子どもの未来社、2019)、『性の多様性ってなんだろう?( 中学生の質問箱)』( 平凡社、2018)、「教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意義」(『クィア・スタディーズをひらく1』晃洋書房、2019)などがある。
*このほか、艮、田代、渡辺の共訳で『改訂版 国際セクシュアリティ教育ガイダンス』(ユネスコ編、浅井春夫、艮香織、田代美江子、福田和子、渡辺大輔訳、明石書店、2020)がある。
(”人間と性”教育研究協議会HPより引用)
監修者
医学監修 高橋 幸子(たかはし さちこ) 産婦人科専門医、社会医学専門医。埼玉医科大学医学教育センター、埼玉医科大学病院産婦人科で助教を兼担。一般社団法人日本家族計画協会クリニック非常勤医師。おもな著書 『サッコ先生と! からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」』(2020 年、リトル・モア)など
出版社
発売日
2022/11/3
定価
2,500円+税
内容紹介
性教育は、子どもたちに伝えるのが難しい…そう思っていませんか?
子どもたちに性について考えることの大切さを教えたい。でも、どう語れば、子どもたちに伝わるだろうかー。
そんな性教育の伝え方の悩みに応えるべく、本書が出来上がりました。
公立中学校で12年間積み重ねてきたこの実践には、子どもたちが性について学び、考え合うことのできる、「性教育の伝え方」のポイントが詰まっています!
■本書でわかる性教育の伝え方
✔子どもの反応に対する 教員のリアルな返答がわかる!
✔子どもが引き込まれる 授業の展開が見える!
✔「目からうろこ」の性教育が実現できる、 資料・データの活用方法がわかる!
【目次】
はじめに
この実践について
本書の使い方
実践1 生命誕生
実践2 性機能の発達
実践3 月経
実践4 射精
実践5 「女らしさ・男らしさ」を考える
実践6 性と情報
実践7 多様な性
実践8 性感染症の予防
実践9 避妊と人工妊娠中絶
実践10 恋愛とデートDV
参考文献
おわりに
(エイデル研究所HPより引用)